志高く!常に謙虚に。~サッカーコーチングブログ~

プロ選手としてのキャリアが無い雑草の私が、強いサッカーへの情熱を持って指導者として大輪の花を咲かせる道を記録するブログです!

他人事では無い

日大アメフト問題。

 

大学側の理事長とかのスキャンダルまで話が色んな方向に拡大していったけど、前監督はじめスタッフのアメフト部解雇、そして前監督の常務理事の辞任ということで恐らく事態は収束に向かうだろう。。

 

これには色んな考え方があると思うけど、個人的にサッカー指導者の目線として思うこと。キーポイントは

【伝え方】

自分は日大アメフト部の事はこの一件ではじめて知ったし、今回のことも各ニュースなどでしか情報は入れてないから、すべてを知っているわけではないけど、

いろんなワードやキャラクターが銀河系軍団並みなタレント豊富さだったけど、個人的には双方ともに【表面上のウソはついてないと思う。】

 

恐らくスタッフ側は、プレーが終わった約2秒経過している時にタックルしてケガさせてこい!とは伝えてないと信じたい。長年アメフトやってるならそれがどんな事なのか知ってるはず。潰せ、1プレー目で、、、って正直言ったけどそういう字ずらだけの表面上の意味では無かったと思う。

だから前監督達は指示はしてないと言ってるのだろう。

 

だけど、その潰せとか、1プレー目で、、とか色んな言葉は、人間が発して人間が受け取るもの。お互いの関係性によってその字ずらもその人達によって捉え方が違う。

言葉の裏には、ヒストリーが存在するはず。

 

試合に出たい選手。上手くなりたい、勝ちたいと強く思う選手。

その一方で日本代表を辞退させられた。試合も練習すら満足にプレーさせてもらえない。強制坊主。他にも精神を極限まで追い詰められることが様々な事があったのであれば、試合前からあの反則の舞台は整ってしまってたのかもしれない。

そんな極限状態の中でも、まだ試合に出たい、上手くなりたいと糸がピンと何とか切れずに張ってる状態を保ってたのであろう選手。

そこに、試合出してやる、わかってるだろうな、やらないと意味ないよ、、

 

こんな事を複数のスタッフに言われたら、もう選手は一種のトランス状態になってたのだろう。いわゆる洗脳された状態。

 

悪人に追い詰められて、銃とかナイフを突きつけられて死の恐怖で精神追い詰められたけど、「あいつに痛い目合わせたら助けてやるよ」ってナイフ渡されたら、生きる目的を持った人間は、やってはいけないとわかっていてもその時の一種の洗脳状態になって精神限界の状態で過ちを犯してしまう、、そんな映画の様な話と同じことだと思う。

 

日本代表に選ばれるような選手だし、あの反則が常識外れなことは当然理解していると思う、でもそれだけずっと精神追い詰められて、洗脳されてしまった。

 

そしてここが一番痛いところ。恐らく指導者側はそういうマインドコントロールを指導の術として誤った身につけ方をしてるんだろうね。

十人十色の選手に対して、どう言葉を使ってどう伝えたらどう受け取るのか。こういう伝え方についてはレベルが異常に低いのが一連の行動で目に付く。

相手のことを考えられない。自分の事だけ。自分の地位や名誉とかが最優先。しかも自分は出来てると思ってて、プライドが高い。

故に謝ることが出来ない。言い訳ばかりして、話を違う方向に逸らす。そんな逃げ方ばかりするからその内矛盾が生まれる。

残念ながら、この前日大スタッフだけじゃなくて、今の日本のサッカーにもこの様なタイプの指導者は蔓延してるのが事実。他人事では無い、マジで。

 

もういつまでこの話題やってるんだよ、って街中からそんな声が聞こえてくるけど、この問題を他人事と捉えてる限り、日本スポーツは変わらないよ。

いくらすごい技術論、戦術論を持っていても、それ以前に伝え方のレベルが日本人は低すぎる。

でもここを改善出来たらもっと上にいけると思う。

 

自分は伝え方も含めてケイスケホンダな指導者になるためにこれからも進んでいきます。

 

志高く!常に謙虚に。

Aki