志高く!常に謙虚に。~サッカーコーチングブログ~

プロ選手としてのキャリアが無い雑草の私が、強いサッカーへの情熱を持って指導者として大輪の花を咲かせる道を記録するブログです!

RESPECTの文化が無い日本!?

日本人はRESPECTすることに慣れてない国民なんじゃないか。

そんなことをよく思う。

人の目を気にするのは日本人の1つの特徴だと思ってて、そのネガティブな部分が最近よく目についてしまう。

あいつら大したことないぞ!
あいつは速いだけだぞ!
あいつ穴だぞ!

みたいなことを相手に向かって言ってる人達。
そしてそれを聞いても平然としてる指導者達。

自分は、若い選手達は時にはそういう誤った言動を起こす選手もいると思います。
だけどそれに対して指導者が何も言わず平然としてられるのが信じられない。

もしかしたら指導者自身が普段そういう言動をしてるのかもしれない。

何で相手のことよりも、もっと自分達に目を向けられないんだろう。
どんな相手でもRESPECTする文化がこの国にはまだ無いのだろう。

実体験の話。

そいつら大したことねーぞ!
簡単にボールとれるぞ!

そんな事ばかり相手チームに向かって言ってるとあるチームがいて、そしてその相手チームが必死に奪ったボールに対して上から目線でプレーする選手は平気な顔してなのか、恥ずかしいのか悪質なファールをする。

ファールしても声かけるも手を差し出すも無い。
何故ならば彼らはvsサッカーを戦ってるのではなくて、vs人、しかも見下してる人と戦ってるから。
そしてそんな選手に対して何にも感じてないのか何も言わない指導者。

最終的にはその相手チームがDFを必死にかわして数ゴール決めて勝ったんだけど、そのかわされたDF達には誰も何も言わない。

大したことねーって見下してた相手に負けて、悔しい事を味方にもぶつけられないのか。
それともぶつけることが出来ないのか。

三者として観戦してた自分は、好きなサッカーを観てたのに全く楽しくなかったどころかそんな試合と指導者にイライラしかしなかった。

何でこんなに自分達に目を向けられなくて、
人のことばっか言う文化があるんだろう。

色々思い返して見ましたら、ふと思うことが1つあった。

少年野球とかで聞いたことあるフレーズ

♪ピッチャービビってる!へいへいへい!♪

これって誰もが知ってるフレーズだと思うんだけど、RESPECTの欠片もない象徴的なワードのような気がするんです。

やはり昔からこういう環境が当たり前で、自分達がレベルアップして勝つ!よりも相手をレベルダウンさせて勝つ!
みたいな考えがもしあるのだとしたら、日本は絶対に世界トップレベルにいけないと思う。

いくら優れた戦術や環境が日本に入ってきたとしても、自分達に目を向ける前に人にしか目を向けられない人達にしてはいけない。

サッカーやスポーツするのは自分。自分が上手くなるために、勝つために自分は何をすべきなのか、何が出来るのかを第一に思えないと。

Top of Top は色んな経験をしてこのRESPECTってことを理解してるのかもしれないんだけど、

その下を支えてたり、これからの世代に関しては、RESPECTということがまだまだ文化になってないどころか、まだまだ遠い存在なんだなと痛感しつつ、ここからしっかり文化にしていけば、絶対に良い日本のサッカーやスポーツ界になっていくと思います。

そしてそれを伝えていくのは自分達指導者だと思ってるので頑張ります!

志高く!
常に謙虚に。

サッカー指導方法と俳句

ついこの前こんな質問をされて、個人的に考えてみた。

日本人であるあなたが日本人の指導者として何を意識してサッカーを伝えてますか?

いつもならすんなり答えられるんだけど、この日本人っていう言葉にすごく引っかかってました。

何か思い当たる表現が日本人らしくないと
何て言うか表現難しいんだけど。

自分が指導する時に意識してることとかを日本って言葉と照らし合わせて考えた結果、辿り着いた言葉が

『俳句』

こんな指導を1つの表現方法として意識してると思う。

五七五の十七字で物事の風景や情景を表現する俳句は、決してその十七字で完璧に表現されてないと思ってて。

要は説明不足。

でもその不足してる部分を敢えて残しておくことで、十七字を用いて解釈の多様性を詠む人が楽しめる。

時には季語がある俳句だったり、無季語俳句だったり。

自分の指導の考え方において、俳句のように自分の中にある考えを、意図して根本は伝えるけど敢えて不足させた伝え方をする。

そして選手各々が共通たる根本部分を理解したうえで、多様な解釈をしてサッカーすることで、またサッカーの奥深さが生まれるとも思う。

もちろん、これは1つの表現方法、指導方法に過ぎなくて、

時には不足させない伝え方をすることもありますよ

んー、何て言うか少しだけ解決したけど、これ自信持って言うには俳句勉強しないといけないなー(笑)

1つの指導者の形

今はサッカーのジュニアユースやユースのセレクションが多くある時期だと思います。
 
自分の周りにも当事者となって頑張って色んな経験している人がたくさんいる。
 
本音を言えば、この日本のサッカーの仕組みから意見を言っていきたいんだけど、それ話したらキリがないので今はそんな心身ともに色んな経験をしている彼らに向けたメッセージを自分自身の考えとともに偉そうに少し書いてみます。笑
 
『自分が将来どうなっていたいのか』
『自分の人生は自分でしか作り上げることができないんだ』
 
これを見失わないで欲しい。
 
もし将来プロサッカー選手になりたいって思っていたとして、、
今目の前で挑戦しているジュニアユースのセレクションに落ちてしまったからと言って、=プロ選手になれないのが確定するのか?
 
そんなこと無いよ。セレクション落ちたってサッカー取り上げられた訳じゃないじゃん。
 
自分の周りにもいるよ。Jクラブのジュニアユース全部落ちて小さな街クラブに入ったけど、結果Jリーガーになった選手や海外でプロになった選手。
 
自分もそう。行きたかったジュニアユース落ちて、その後も有名なチームでプレーすることは少なかった。
そんな自分が選手ではないけど、その後Jクラブや海外クラブで日本や外国でサッカーでお金を頂く仕事してるんです。
 
セレクションに受かっても落ちても、将来の可能性はまだまだ無限に広がってるんです。
 
少しくらいセレクションに落ちても、就活で落ちても、テスト失敗しても、受験失敗しても、それで将来の道が確定したわけじゃない。
 
自分の将来像を見失わなければ、いつまでたっても可能性は無限大なんです。
 
年齢なんて関係ない、大人になってでも叶う可能性は無限大。
こんな35歳の大人になってる自分はまだまだ可能性無限大だと思って日々過ごしてますし、自分を見失わずに信じて過ごしてます。
だからこそ自分の周りにはたくさんの素敵な人たちがいるし、刺激も受ける。
 
俺の姿を見ててくれ
自分の目指す場所を見失わずに頑張ってそこにたどり着けた時に、
いつになっても夢に近づけるんだよ!
っていうことを1人の人として語らずとも伝えられる人が1つの理想の指導者の形。
 
ちょっと位、失敗しても挫折しても、Akiコーチみたいに将来に向けて進んでいければ夢に近づけるんだ!
そんなことをみんなに感じさせられるサッカー指導者としてありたい。
 
だから、今心身ともに良いことも嫌なことも色々経験してるみんな、自分が将来どうなっていたいかを見失わずに過ごしてほしいね!
 
志高く!
常に謙虚に。
Aki

コントロールの持論

ロングパスしてる選手とチーム

ロングキックしてる選手とチーム

これ全く違う。


5mの距離のコントロールが出来ない選手が

20mの距離のコントロールは出来ないと思う。

20mの距離のコントロールが出来ない選手が

50mの距離のコントロールは出来ないと思う。

ドリブルは自分から自分へのパス(コントロール)

てことは、自分から自分へのコントロールが出来ない選手が

5mの距離のコントロールは出来ないと思う。



これ自分のコントロール持論の1つ。

感覚的にわかる人いるかな。。。


志高く!
常に謙虚に。
Aki

とらえかた

サッカーコーチはサッカーがもたらす影響について、どれだけ考えたことあるだろうか。。
自分のものさしだけでしかサッカーを考えず、また子どもたちと接していないだろうか。

 

楽家を例にするなら、家族の影響で音楽を始めた人もいれば、友達と楽しくやりたいと始めた人もいれば、学校や社会に馴染めずに音楽だけが生きがいで始めた人もいれば、異性にモテたいから始めた人もいると思う。

 

人それぞれ色んな理由があって始めたり、楽しむ。
これってサッカーも一緒。
そして子どもたちがサッカーをどういう風に考えてるのかということを理解しようとしているのだろうか。

ここを何も考えず、理解しようともしないで、無視して、自分がやりたいようにだけコーチングしてないだろうか。
そうであれば、いくら良いトレーニングメニューで良いコーチングしていたとしても、子どもにとっては地獄だ。

 

でも残念ながらこの様な指導者が多いのは事実。

そしてこの延長線上にアメフトやレスリングやボクシングとかの問題があるのかもしれない。

 

もしそのクラブの哲学や考え方を、しっかり理解して表現できる指導者であれば、クラブの求めるサッカーとその子が求めるサッカーの考えに乖離する部分があるのであれば、しっかりコミュニケーションを取って、理解させるか、もしくはその子が合うサッカーの場に移すことも指導者として必要な能力だと思う。

 

サッカーやスポーツがもたらす影響って本当大きいと思う。
でも今はまだ全然発揮できていないところが多いとも思う。

だからこそ自分はこれから形にして表現していこうと思います!

他人事では無い

日大アメフト問題。

 

大学側の理事長とかのスキャンダルまで話が色んな方向に拡大していったけど、前監督はじめスタッフのアメフト部解雇、そして前監督の常務理事の辞任ということで恐らく事態は収束に向かうだろう。。

 

これには色んな考え方があると思うけど、個人的にサッカー指導者の目線として思うこと。キーポイントは

【伝え方】

自分は日大アメフト部の事はこの一件ではじめて知ったし、今回のことも各ニュースなどでしか情報は入れてないから、すべてを知っているわけではないけど、

いろんなワードやキャラクターが銀河系軍団並みなタレント豊富さだったけど、個人的には双方ともに【表面上のウソはついてないと思う。】

 

恐らくスタッフ側は、プレーが終わった約2秒経過している時にタックルしてケガさせてこい!とは伝えてないと信じたい。長年アメフトやってるならそれがどんな事なのか知ってるはず。潰せ、1プレー目で、、、って正直言ったけどそういう字ずらだけの表面上の意味では無かったと思う。

だから前監督達は指示はしてないと言ってるのだろう。

 

だけど、その潰せとか、1プレー目で、、とか色んな言葉は、人間が発して人間が受け取るもの。お互いの関係性によってその字ずらもその人達によって捉え方が違う。

言葉の裏には、ヒストリーが存在するはず。

 

試合に出たい選手。上手くなりたい、勝ちたいと強く思う選手。

その一方で日本代表を辞退させられた。試合も練習すら満足にプレーさせてもらえない。強制坊主。他にも精神を極限まで追い詰められることが様々な事があったのであれば、試合前からあの反則の舞台は整ってしまってたのかもしれない。

そんな極限状態の中でも、まだ試合に出たい、上手くなりたいと糸がピンと何とか切れずに張ってる状態を保ってたのであろう選手。

そこに、試合出してやる、わかってるだろうな、やらないと意味ないよ、、

 

こんな事を複数のスタッフに言われたら、もう選手は一種のトランス状態になってたのだろう。いわゆる洗脳された状態。

 

悪人に追い詰められて、銃とかナイフを突きつけられて死の恐怖で精神追い詰められたけど、「あいつに痛い目合わせたら助けてやるよ」ってナイフ渡されたら、生きる目的を持った人間は、やってはいけないとわかっていてもその時の一種の洗脳状態になって精神限界の状態で過ちを犯してしまう、、そんな映画の様な話と同じことだと思う。

 

日本代表に選ばれるような選手だし、あの反則が常識外れなことは当然理解していると思う、でもそれだけずっと精神追い詰められて、洗脳されてしまった。

 

そしてここが一番痛いところ。恐らく指導者側はそういうマインドコントロールを指導の術として誤った身につけ方をしてるんだろうね。

十人十色の選手に対して、どう言葉を使ってどう伝えたらどう受け取るのか。こういう伝え方についてはレベルが異常に低いのが一連の行動で目に付く。

相手のことを考えられない。自分の事だけ。自分の地位や名誉とかが最優先。しかも自分は出来てると思ってて、プライドが高い。

故に謝ることが出来ない。言い訳ばかりして、話を違う方向に逸らす。そんな逃げ方ばかりするからその内矛盾が生まれる。

残念ながら、この前日大スタッフだけじゃなくて、今の日本のサッカーにもこの様なタイプの指導者は蔓延してるのが事実。他人事では無い、マジで。

 

もういつまでこの話題やってるんだよ、って街中からそんな声が聞こえてくるけど、この問題を他人事と捉えてる限り、日本スポーツは変わらないよ。

いくらすごい技術論、戦術論を持っていても、それ以前に伝え方のレベルが日本人は低すぎる。

でもここを改善出来たらもっと上にいけると思う。

 

自分は伝え方も含めてケイスケホンダな指導者になるためにこれからも進んでいきます。

 

志高く!常に謙虚に。

Aki

ペップのブレない哲学凄すぎる

17-18シーズンのプレミアリーグは既にシティが優勝を決めていて、恐らくプレミアリーグ最多勝ち点、最多勝ち数、最多得点の記録を塗り替えるだろう。

 

もちろんこの記録は今季圧倒的存在として終始独走した結果。

個人的には、この記録の中にある確固たるペップ哲学に改めて魅了された。

 

バルサ時代からティキ・タカを用いたアクションサッカー

メッシを最前線に置いた0トップとかあったけど、この根本にある哲学がティキ・タカ。

これはバイエルンでも同様で、サイドバックが中央付近に位置をとる偽サイドバックとかあるけど、やはりティキ・タカの哲学があってこそ。

シティに来ても、この哲学はもちろんブレること無かった。

レスターが屈強なキック&ラッシュでリーグ制覇したりと、他国よりスピードやフィジカル的なサッカーが特徴的と言われるリーグでも。

 

この2シーズンで獲得した選手も本当哲学に沿った選手を獲得したなーって常々思うほど。ザネ、ギュンドアン、ジェズス、ラポルトとかね。

 

ペップシティ初年度、ロンドンのサッカー仲間に評判聞いてみた事があったんだけど、みんな厳しい意見を言ってた。

でも2年目の今シーズン開幕前はみんなペップシティが今季の優勝候補だって言ってた。

シティは強いよって。戦い方は変わってないのに。

 

ペップシティ1年目は戦い方に対して否定的な目線の評価なんだなぁーって個人的に感じて、しかも優勝も出来なかったから尚更大変だったと思う。

 

でもここでガラッと変わるような薄っぺらいペップ哲学じゃないってことだったね!

それを優勝って結果プラス記録更新(現時点まだしてないけど)ってところでも見せつけてくれた。

 

アクションサッカーでもリアクションサッカーでも色んな戦い方があって良いと思うし、それがサッカー。

 

でもそこには、監督がいかに確固たる哲学を持ってるか。これが無いといけないと思ってる。

これはどんなカテゴリーの指導者もしっかりとサッカーの技術、戦術、そしてサッカーのありとあらゆる部分に対する伝え方とか、自分自身の細かいサッカー哲学を持ってないと、クラブに対してそして選手に対して失礼だと思う。

 

小学生でももちろん同じ。

結局はまずは情熱持った指導者がサッカー現場にいなくてはいけないってことなんだけどね。日本はまだまだ改善しないといけない部分があるのかもしれない。

自分はそこに提言出来るように、自分自身の哲学を持ちたいと思う。

 

志高く!常に謙虚に。

Aki